会話から人物の内面へ

 例えばそれが日常の会話であっても、そこに様々な情報が含まれるわけだけれども、それを聞く側や、話す側はどこまで意識して聞いたり話したりしているのだろうか。会話というのは乱暴に限定せずにいってしまえば、当然言葉の羅列であるわけだけれども、その言葉が本来意味する以上のものが、事前の言葉の組み合わせや、発話者の仕草や発声の仕方(小説では描写になるだろう)によって浮上してくることがある。さびしさであったり、照れくささであったり、だるさであったり、好意であったり、距離感であったり……。とまあ、そんなことはともかく、これおもしろいよってことで、以下のURLの『青春の光』という動画。現在第一話から第四話まで公開されているらしいのだけれど、これほんとにすごいなあ、と思った。大袈裟でもなんでもなく、ちょっとどきっとするような小説を読んでいるときのような、恥ずかしさや、現実の描写というか、切り取り方が巧みだなあという感嘆を聴いていておぼえてしまったのだった。
(題名クリックだけで見れました。要QuickTime?)
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